Pink Poem

HMのつくった詩を載せています。

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新人詩人の苦悩

改めまして、こんにちは。みなさまご訪問ありがとうございます。HMです。
このブログでは、私の作った詩と、詩を作るにあたっての制作秘話(?)を載せていきたいと思っています。
さて、詩を書いてみて今のところ一番苦労しているのは、終わり方です。最後の連とか最後の一行とか。どうもカッコ良くまとまらなくて、試行錯誤しています。そのうち体操競技のように着地がぴたっと決まるようになるんですかね(^_^;
詩の作り方も今のところ色々で、例えば「約束」は最後の行(これも結構悩みました)ができてからタイトルが決まりましたが、「光を当てる」はコメントにも書いたようにタイトルが先にできました。この辺りに関しても、今はまだ模索中といったところです。

詩の読み方は人それぞれ。好きなように楽しんでもらえれえば嬉しいですし、そうできるような詩をこれからも作っていきたいと思います。
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光を当てる

光を当てる
社会の諸悪の根源に
止むことの無い破壊に
巧妙につくられた罠に
信じたものの裏切りに
自分の心の闇に

光を当てる
昨晩の飲み会での大失態に
調子っぱずれな歌声に
穴のあいた靴下に
雨に濡れた野良犬に
禿げあがって広くなったおでこに

光を当てる
火傷しそうな焼き芋に
のんびり歩くミドリガメに
風に揺れるコスモスに
この美しい地球に
そして深遠なる宇宙に

だが光を当てた分だけ
影もまた生まれる
そこにしか住めぬものもいるから
もう光は当てずに
厳しくも温かい眼差しを向ける

昼には日の光に溶かされていたものが
夜になると沈殿してくる
不安と焦燥と
期待と渇望がないまぜになって
静けさが重さを増してゆく
月の光は冷たく遠い
音楽が埋めることもできそうにないこの夜

  ただ抱きしめて欲しかったんだ
  ただ一緒に涙を流して欲しかったんだ

ネオン街をふらつくこともできず
声の記憶はかすれていく
マイナス評価でできた世界で
夜は重さを増してゆく
傷の深さが自慢にならないことに
みんなとっくに気づいているのに
夢の蝶は死に絶えて
闇がますます降り積もる

長ねぎ

朝の台所で母は長ねぎをきざんでいた
お味噌汁の匂いが漂ってきた
こんな光景 子どもの頃からよくあった
何十年かけて
いったい何本の長ねぎを
母はきざんでいるのか

いつか私も
一生を共にしようと願った人のそばで
長ねぎをきざむだろう
湯気の立つお味噌汁と
その向こうの笑顔
そんな些細な日常を抱きしめながら

長ねぎはどこまでも食卓の脇役だが
最近腰が痛いとぼやく母の
スーパーの袋から突き出した長ねぎは
堂々と誇らしくみえた

約束

私、絵を描くね
あなたの似顔絵
うまく描けなくても
あなたが笑ってくれるような色使いで

ねえ知ってる?
地球上では1秒に3人、人が増えているんだって
7分に1種類の生物が絶滅しているんだって
私たち、どちらをより憂うべき?

今日は美味しいお茶がはいった
飲みながら見たテレビの内容はもう忘れた
あなたがそこに居たことは覚えてる
明日も空が青いといいな

まだ見えないものって
いつか見えるようになるのかな
そうじゃなくっても構わないけど
どうせなら見なくていいものまで見てしまいたい

あなたは泣かないで
私が代わりにいくらでも泣いてみせるから
でも私が怒ってる時には一緒に怒って欲しい
これって我がままかしら

いつかあなたが死にゆく時
シミの浮いた皺だらけの手で
あなたの手をさすっていたい
その約束を交わす必要はないって思えるの

黙っているより

どうしても言わなければならないことは
私には無かった
だから黙っているよりなかったのだ
それが悲しみを増すだけだと分かっていても

たどりついた答が同じかどうか
答え合わせが必要だったのだろうか
今日より後に意味が無くても?
昨日はいつか遥か遠くに霞むのだとしても?

一瞬ごとに求められた答は
空虚なだけ
でなきゃ
支えられないほど重いだけ

もう言葉はいらないから
この体と
温かい体温と
頬を伝う涙と
微笑みとともに

私はいつまでも黙り続けるよりない

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プロフィール

谷川俊太郎さんが大好きで、影響を受けて詩を書き始めました。谷川さんの影響が見られるものもあるかもしれませんが、ご容赦下さい。
まだまだ試行錯誤しながら詩を書いています。
感想のコメント頂けると大変嬉しいです。
子猫のミロと居候のクマも可愛がってあげてね。

HM

Author:HM
20代、女、北海道在住
乙女座、O型

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